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体自体がつくるコラーゲンの量(コラーゲン合成量)は年齢とともに減少する傾向があります。
これは直接的にはコラーゲンをつくるべき線維芽細胞の活性が衰えるからです。
コラーゲンは体の中で最も多いタンパク質であり(体の全タンパク質の約三分の一を占めます)、いたるところで体の働きを支えているのですから、その減少の影響は大きいです。
特に骨と皮膚はもともとコラーゲンが多い組織ですから影響が目立ちます。
すなわち骨では骨密度が低下して強度が弱くなり、骨粗しょう症につながります。
女性は男性より骨密度の低下が目立つのでゆゆしき問題です。
また関節の軟骨が減って機能障害をもたらします。
皮膚では基礎の層である真皮が痩せて(厚さが薄くなって保水性や弾力性が低下します)、表皮の裏張りとしての効果が低下して肌のしわを増し、肌のたるみの原因になります。
参考になさってください。
(薬学博士)
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